ブライアン・ジョンソンという大富豪は、本気(マジ)で不老不死を目指しています。
ネットフリックスでドキュメンタリーを見ましたが、見た目は相応に年を取っている様子です。
老化を止めることが目的ではなく、若返ることを目指しているとのこと。
生物としての逆回転は可能だと、映像の中では語られていました。
印象的だったのが、食生活改善やトレーニングなどに取り組むための秘訣です。
心を捨てて、体に従う。
食べたい、飲みたい、お菓子が欲しい、マックを食べたい、タバコ吸いたい、酒飲みたい、運動したくない、そんな気持ちにになるのは全部「心の声に従うからだ」とのこと。
だから、心を殺す。心を無視する。心を捨てて体の声に従う。
そうすると、不思議なことにとても幸せな日々を送れるそう。
確かに、その通りかもしれないと思います。
体に従うことの本質は、中毒になっていることを辞めるだけ。
酒やドラッグは言うに及ばず、ファーストフードやスナック菓子もその中毒性は指摘されています。
禁煙を想像すると分かりやすいかも。煙草を吸っている人は、煙草を吸うときに「幸せ」を感じているのか?多分違います。
じゃあ煙草は不幸なのか?それも違う。
ただの中毒です。
健康を損ねたり人から嫌がられたり、税金をたくさん払ったり吸うタイミングを四六時中気にしなくてはいけないので、そこは不幸なのかもしれません。
若くて健康は気にしていなくて、お金持ちの一人暮らしでニートをしていれば、煙草で不幸は感じないかも。幸せになれるかどうかは分かりませんが。
食後の一服とかマジ幸せ。という意見もありそうですが、吸わない人は一服しなくても幸せです。
中毒と幸福については中毒じゃない人にとってどうでも良いことなので、これくらいにしておきます。
私はマックは10年に一回も食べないタイプ。もともと食べる習慣が無いだけなので、マックの無い地域に住んでも幸せです。
健康中毒じゃないのか?という懸念ももっともなのですけど、マックを食べたいという心が無いだけで健康のためではない。酒は飲みます。
つまりそういう状態をパーフェクトに意識的に達成しているのが、ブライイアン・ジョンソンなのでしょうね。
彼は不老不死のために遺伝子の書き換えとか、若い人の血漿を入れたりしています。
ここまでくると、ぶっ飛んでいる印象が強い。吸血鬼などと叩かれていたりします。
老化のスピードは三分の二以上遅くなっているらしいです。もしかしたら、あるときから急に若返ってしまうかもしれません。ベンジャミンバトンのように。
あれこれ叩かれている様子ですけど、その中でも比較的肯定的な人の意見が印象的でした。
現代は対処療法で医療費が高騰している。対処療法に幸せはあるのか?不老不死を医学としてつきつめることは、老化を原因とする疾病の予防になる。予防療法をメインとする世の中は、同じ医療費であっても幸せになる使い方ではないのか?
私はこのように理解しました。人によっては捉え方が違うかもしれませんので、気になる方はネットフリックスで視聴してみてください。面白いですよ。
ちなみにアメリカの人たちが自国のことを言っていますが、日本も同じですね。
彼はカルトの教祖だと揶揄されています。
映像だけではそこまで批判的な気分にはなりませんでした。どちらかといえばシンパシーを抱いたのはお察しの通りです。
遺伝子操作や若い血に興味はありませんが、心を捨てるという考え方は腑に落ちました。
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